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島泊から伊座敷へ越える炭焼の山路

所在地鹿児島県肝属郡南大隅町佐多伊座敷島泊
年代不明
登場豊後から来た炭焼
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

佐多の島泊から伊座敷へ越える山路を、豊後から来た炭焼がただ一人で切り開いた。柳田国男はこれを奇縁としか言いようがないと書く。豊後は今も炭焼の本場で、その半分は椎茸を育てるナバ師へ姿を変え、残りは昔ながらに炭を焼いて日向の東臼杵の奥山へ入っている。炭焼には今も伝授を要する技があり、同じ樫や櫪を伐っても土地と木で出来上がる炭に差が出る。柳田は、豊後の人が炭焼を卑しい仕事とは考えていないらしいと述べ、この小屋の主も、炭焼だからこそこういう尊い仕事をするのだと思っていたのかもしれない、と書き添えている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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