木屋瀬の百万遍数珠くり
どんな伝承か
八幡西区木屋瀬では、近隣の老婦人が主となって組を作り、これを大師講と名付けている。いわゆる百万遍の数珠くりで、ときにはすこやかな成長を願って子供を連れてきたり、幸福を祈る若い女性が加わったりした。講は毎月開かれ、その日は朝から大数珠の周りを囲み、数珠をくりながら御詠歌を唱える。大数珠には二個の大玉があり、これが回ってくると素早く額や胸にすりつけるようにして拝み、懸命に願い事をした。講会の場所は持ち回りで、受け持った人は必ず炒豆入りのご飯を炊いて昼食を用意した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。