天籟寺山笠のお旅所と神の地
どんな伝承か
北九州市戸畑区天籟寺の山笠のお旅所は、昔から天籟寺二丁目の林清宅(門名はいんきょ)と定められている。山笠がはじまったとき道具の半分を林家が出し、残る半分を氏子中が出して作ったといわれ、そのときから林家がお旅所と決められたと伝えられている。以前は近所の子供が遊びに来て庭に小便をすると、「神の地を汚した」といって叱られ、すぐに塩をまいて清めたという。祭りの衣装は半纏で、今は背中に「天」の字を染め抜いているが、これは大正になってからのことである。以前は天竺木綿で作った腰までの半纏に豆しぼりの鉢巻き、ワラジばきで、腰に替えワラジを下げていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。