黒崎御神幸行列の変遷
どんな伝承か
北九州市八幡西区黒崎の岡田神社の境内にある須賀神社では七月に祇園祭が、菅原神社(湊天満宮)では九月に放生会祭がある。祭りの初日には御神幸があり、氏子区域十二か所のお旅所を巡幸する。順路は時代とともに広範囲に及び、神社の地元を一巡したあと小野田セメント工場前広場まで「御下り」の巡幸をし、遷座祭りを執行してから引き返して「御上り」となる。以前は六時間を要したが、交通事情の悪化で昭和四十六年から神輿とお供人を自動車に乗せるようになり、行列の風趣は大きく薄らいだ。行列は猿田彦大神に扮した氏子総代を先頭に、神職・五色の幟持ち・大提燈・笛方・太鼓方・神輿・馬上の宮司らと続いた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。