熊手の興玉神と馬の足音
どんな伝承か
北九州市八幡西区の熊手には興玉神がまつられている。筑前六宿街道のうち黒崎宿の整備にともない、永禄八年に行路安全の神として祀られたものだという。一説には、深夜になるとこの付近に馬の足音が毎夜のように続くので住民が恐怖におののき、その悪魔を退散させるために勧請したとも伝えられている。祭日は九月九日で、岡田神社の神職の手によって祭事が行われ、そのあとは夜遅くまで参列者による直会がある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。