小竹恵比須神社の福膳
どんな伝承か
北九州市若松区小竹の恵比須神社では、戸別祓いをする夏祭りが七月十二日に、大祭が十二月二日と三日に行われる。大祭では神社での祭典のあと五組(以前は三組)に分かれ、それぞれの座元で恵比須座を設けて直会をする。献立はブリの刺し身、ヒジキの白和え、ブリの煮付け、汁物、塗り椀へ山盛りにした強飯で、この中に一つだけ福膳がある。福膳とはヒジキの白和えに小さなビイナ(蜷)の殻を入れた膳で、これに当たると小判・タイ・打ち出の小槌・恵比須面などをササに付けた「こだから」が贈られ、当たった者は酒一升を買わねばならない。恵比須座は五世帯一組が当番となり、受け渡しの儀式には大杯三杯ずつ酒を飲んで三回の手打ちをする。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。