生サザエが当たりの藍島エビス祭り
どんな伝承か
北九州市小倉北区の藍島、五社宮の境内にある恵比須社では、十二月三日にエビス祭りを営み、海上の安全と豊漁を祈った。昼は社の前庭で祭り、夜は新屋の家に籠もる。参るときは浜で海藻を拾って清め、祓いを受けてから神前へ供え、といべっさんと唱えて三度手を打つ。男が揃うと宮総代の音頭でうちこみを行い、両手を開いて掻き込むしぐさをする。そののち紙に包んだサザエが膳ごとに配られ、開いて生のサザエが出れば当たりで、祝いに酒が一本贈られた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。