豊作と悪疫退散を祈る沼楽
どんな伝承か
沼の沼八幡神社に伝わる沼楽は、豊作と虫害よけ、悪疫の退散を願って毎年五月三日に行われる。県の無形民俗文化財に指定されている。担い手は楽庄屋と言上言いが各一人、杖使いと団扇使いが各二人、笛が四人、鉦が五人、頭楽二人を含む太鼓打ちが十二人で、締めて二十七人になる。白と黒で通す道原楽や石田楽に比べると装いは華やかで、手甲脚半はいずれも紺、鉦打ちの白鉢巻きは結び目の端を紅に染め、太鼓打ちの腰みのは下半分が藍に染まる。背には深紅の小幟と三色の幣を負い、団扇には叶の一字が大きく書かれる。二列が行き交い、輪をつくって舞う。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。