島の神を巡り締める寄瀬浦の権現祭
どんな伝承か
北九州市小倉北区の藍島、寄瀬浦の大江権現祭りは四月三日に営まれる。もとは旧暦三月三日の雛節句を祭日とし、それに先立って峠のさこんだから始め、毎晩お籠り通夜をしながら島の神々を巡り、七日目に大江権現で締めくくる形であった。この間に島の人々は四斗もの酒を飲み干したという。いまはごんげん祭と呼び、島じゅうの老若男女が着飾って弁当を提げ、社前の砂浜に集まる。ムシロを敷いてご馳走を囲み、酒宴を開き、芸の出し物や少年相撲でにぎわう。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。