早乙女石
どんな伝承か
昔、韮崎町片山下の田で、姉妹の早乙女が田植えをしていると地震が起こり、あたりがざわめき出した。そのとき山の上から長さ三間・幅二間ほどの大石が落ちてきて、あっという間に二人の早乙女を押しつぶしてしまった。その後、不幸な姉妹をとむらうため石の上に小さな祠が建てられ、長らく子供たちの遊び場にもなっていたが、明治三十六年の中央線開通に伴い、因縁のこの石は割られ、韮崎駅のホームの石垣に積まれてしまったという。
原典より
昔韮崎町片山下の田で、姉妹づれの早乙女が、田植えをしていると、地震が起りあたりが、ざわめき出した。—— 韮崎市の民話伝説(昭和四十二年(1967)刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
韮崎市の民話伝説(昭和四十二年(1967)刊)
山梨県韮崎市(穴山・穂坂・清哲・神山・大草・藤井・竜岡・中田・円野ほか各町)に伝わる伝説・民話を、木/石/水/塚/坂・峠/山/谷・沢/屋敷跡・城址/祠堂/その他 の各部門に分類して集成する。武田信玄・勝頼ら甲斐武田氏や新府城にまつわる伝承、日本武尊・源為朝・弘法大師の旧跡、御神木や霊石・霊池の怪異、稲荷・地蔵・観音の霊験、狐狸むじな・河童・鬼の昔話など、韮崎の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。