本所七不思議
どんな伝承か
市川大門町には平塩の七不思議といって、昔から言い伝えられた所があった。惜しいことに町営住宅が建設され、遺跡の多くは失われている。一に片枝の松、平塩岡の稲荷神社の境内に現存し、枝が皆一方へ伸びている。二に片葉の蘆、埋められた琵琶の池の池畔に生え、皆一方に伸びていたが絶滅した。三に片眼の魚、同じ池に片目のつぶれた魚が棲んでいた。四にさかさ梅、夢窓国師の母の墓の側の老梅で、国師が挿した枝が育ったという。五に琵琶の池、国師が築いた琵琶の形の池。六にキリシタン塚、斬罪に処された信徒を埋めたと伝わる。七に黄金千両、平塩岡の老松の根に宝が埋まるという歌が残る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。