安産の神
どんな伝承か
韮崎の神山町武田にある武田八幡宮は、仲哀天皇・神功皇后・応神天皇の三柱を祭神とする。神功皇后が三韓征伐に向かったときは、ちょうど懐妊の最中であった。出征中に出産があってはというので、祈りを捧げてから出発し、三年の後に凱旋してから分娩したという。それが応神天皇である。この祭神は氏子中の産をことごとく庇護してくださるとされ、今に至るまで氏子中の宮地部落ではお産で死んだ者がいないと伝わる。そのため安産の神として近村の崇敬を受けている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。