箕渕の底で三年を過ごした住職
どんな伝承か
寺内と石堂との境に、箕渕という深渕がある。昔、寺内の明光院に智海房という住職がいた。智海房はこの箕渕で雨乞いの荒行の最中に法螺貝を渕に落してしまい、小刀をくわえて渕底にもぐった。すると機を織る姫が現れて智海房を迎え、四季の部屋などを案内したという。三日後に戻ってみると、寺では三年目の法要を営んでいた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。