弘法清水
どんな伝承か
昔、山東の方から二人連れの汚い身なりの坊さんが能登瀬村の高尾山のふもとまで来た。若い坊さんが喉が渇いたと言うので、もう一人の坊さんが杖の先でこいこいと掘ると、きれいな水が湧き出た。その夜二人は村の民家に宿を取り、若い坊さんが主人に昼間の湧き水の話をした。翌日、主人が行ってみるとそのとおりだったので、昨夜の坊さんは弘法大師かもしれないと思い、以来ここを弘法池と呼ぶようになったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。