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薪泥棒を背負わせた話

所在地石川県鹿島郡中能登町坪川
年代不明(笑話)
登場薪を盗まれた男、盗っ人
出典鹿島町史 通史・民俗編――伝説

どんな伝承か

むかし、稲刈りが終わると男衆は山に入って冬の薪を伐り、山でニョに積んでおき、乾いた頃に途中の休ん場まで背負い下ろしてから家へ運んだ。その休ん場に置いた薪を、番をしていないのをよいことに盗んでいく者がいた。汗を流して下ろした物を横から取られてたまるかと、男が薪の陰に隠れて待つと、案の定一人がやってきて薪を背に縛りつけた。男はそっと後ろに回って薪を押さえ、「何という重い薪や」と声をかけた。驚いて振り向いた泥棒に、男は薪と一緒に自分も背負って家まで運べば勘弁してやると言い、泥棒は二つを背負ってふうふう言いながら運んだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

鹿島町史 通史・民俗編――伝説(鹿島町(編)・鹿島町史・自治体史(民俗))

『鹿島町史 通史・民俗編』所収の伝説。石川県鹿島町(能登・現中能登町、石動山麓と邑知地溝帯)に伝わる自然・信仰・歴史伝説を採録する。

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