桔梗原の古狐げんばのじょう
どんな伝承か
土地の子供たちが語る妖怪変化の種目を番号順に並べた一覧のなかの条。むじな(もじな)は木の上に登って人に石を投げ、猫になって家に入り、林の中で青い火を出し、石に化けて人の後を転んで行き、雪の中を提灯をつけて飛び歩くという。狐はよめどんに化けて来て嫁入りをし、火をともす。狐の火はチカンチカッとついたり消えたりする。続けて「げんばのじよう」の名が挙がり、これは桔梗原に住む古狐の名であると註されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の俗信 2――俗信と迷信(文部省迷信調査協議会・日本の俗信・昭和(1949-52))
文部省迷信調査協議会『日本の俗信2―俗信と迷信』(昭和24-27年)。シリーズ第二巻で、迷信の理論的考察と各論を収める。