岡・半谷政次の御嶽百三十回登拝と御座立て
どんな伝承か
北名古屋市岡(旧西春町岡)の半谷政次は、御嶽山に百三十回以上登拝した御嶽行者で、出生講元組の講長も務めた人物である。昭和十年ごろ、滋賀県大津市の三井寺で得度を受け、乗霊(御座立て)を行う資格である三井寺の認可を得て、権大僧都の僧階を持つに至った。頼まれれば病気平癒の祈禱や先祖供養、地祭りにどこへでも出向き、彼が切る御幣は両部神道の作法にのっとり、左右に細かい切れ込みを入れる独特のものだったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。