祈願と参詣・巡拝
どんな伝承か
西春町(現北名古屋市)の家々では、病気平癒や家内安全を願い、寺社から受けた御札を戸口や仏壇、竈のそばに貼る風習があった。宝円寺の歳徳神札や報還寺の薬師如来札、円乗寺の御題目札のほか、竈には荒神(土公神)を、庭とお勝手の境には秋葉三尺坊の火伏せ札を祀り、大黒棚には恵比寿大黒を安置するなど、日々の暮らしの中にさまざまな祈願の作法が息づいていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。