オッカサマ(御塚様)の祟り
どんな伝承か
西春町には塚の名がつく小字が多く、九之坪もその一つである。県道名古屋江南線と通称野崎道が交錯する北東角には、オッカサマ(御塚様)と呼ばれる塚があり、祟り神とみられていた。塚の上に祀られていたオシャトウ(小祠)は昭和五十年ごろ西浦神明社の境内へ合祀され、昭和五十七年、県道拡幅工事の際に塚そのものも取り壊された。九之坪にはほかに笹塚や二本松塚、ひえ塚があったと伝わるが、今はその跡を知ることができない。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史・自治体史(民俗))
『西春町史 民俗編2』第四節ほか所収の霊と神・祈禱・怪異・地名伝説。愛知県西春町(現北名古屋市)に伝わる信仰と怪異を採録する。