幽霊の出る家・幽霊屋敷
どんな伝承か
二高の下のあたりに小さな二階家があり、二階の四畳間に夜な夜な化け物が出ると言われた。その家に嫁を迎え、いつも空いていた二階の部屋に住まわせたところ、ある朝、嫁が首を吊って死んでいた。それからその場所に幽霊が出るようになったという。その家の者は長く続かず、二年ほど住むうちに父親は戦争で亡くなった。また米町の菓子屋から二軒目の向かいには大きな家があり、二階へ上がる階段の下あたりに幽霊が出るため空き家となって、幽霊屋敷と呼ばれていた。
原典より
幽霊出るから空家になってて幽霊屋敷と言われていた。—— 竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書)
『竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話』は、竜ケ崎市史の民俗調査報告書のうち、第七章「口承文芸」の伝説・世間話を収めたものである。竜ケ崎地区で聞き取った狐のお産や狐に化かされた話、狐憑き、幽霊屋敷、生まれかわり、家の主の蛇、龍ヶ崎の大火、首吊り榎、神木のたたり、源頼政の旧跡、鏡田などを、話し手の口調のまま載せる。話の末尾には多く話者の町名と性別を記し、生年か採録日を添える。昔話の一部には「大成」の話型名を付す。