宇治殿の物憑きを追う護法
どんな伝承か
『宇治拾遺物語』には、宇治殿(藤原頼通)に仕える女房の局で、ある女に物の怪が取り憑いて狂乱した話が伝わる。祈禱を頼まれた心覚僧正がまだ到着せぬうちに、僧正に仕える護法童子が先立って駆けつけ物の怪を追い払い、女はすでに正気を取り戻していたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・石塚尊俊・民俗学・昭和(民俗調査))
民俗学者・石塚尊俊『日本の憑きもの―俗信は今も生きている』。日本各地の憑きもの俗信を実地調査と文献で体系化した研究の決定版。