三里村のイチッコのクダ狐
どんな伝承か
山梨県南巨摩郡三里村では、正月や盆に家々を回ってくるイチッコ(口寄せをする巫女)が、神寄せのために持つ小さな箱の中に一番のクダ狐と二つの人形を入れていたという。これは長野県小県郡殿城村のノノウ(ヌノウ)と称する口寄巫女の風習とも似ており、中部地方各地に見られるクダ使い・イヅナ使いの一例として紹介されている。出典は『民俗』一五号、土橋里木氏の報告。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・石塚尊俊・民俗学・昭和(民俗調査))
民俗学者・石塚尊俊『日本の憑きもの―俗信は今も生きている』。日本各地の憑きもの俗信を実地調査と文献で体系化した研究の決定版。