荒深道斉のイワキヌシ名乗り
どんな伝承か
大正11年の大患を経て霊的な体験を重ねるようになった荒深道斉は、大正12年に兵庫県西宮へ移住し、我流の鎮魂修行を続けた。友清歓真の著書を通じて鎮魂帰神への関心を深める中、翌大正13年の夏、長沢雄楯の高弟・若林耕七と出会う。若林の審神者による神懸かり式のため形式通り座すと、名を尋ねる問いに対し、荒深本人の意志とは別に、突如「イワキヌシ」と名乗る現象が起きた。以来、帰神による霊言現象をたびたび現すようになったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論(津城寛文・津城寛文・宗教学・平成(著述))
宗教学者・津城寛文『鎮魂行法論―近代神道世界の霊魂論と身体論』。近代以降の神道界に展開した『鎮魂行法』を、霊魂論・身体論・シャーマニズム論の観点から体系的に分析する。