庚申待の禁忌と功徳
どんな伝承か
安永四年の古い庚申経の写しには、庚申の夜は壁際で眠らず、五辛や四足二足の生き物を食べずに身を慎めば、いかなる天魔悪神も障りをなさないと説かれている。三年十八度の庚申待ちを守り通せば諸願が成就するとされ、供物を惜しめば火難や損失にあい、七倍の報いを受けると信じられた。庚申様を守る者は癩病など三つの病を免れ、罪業も消えるとされる。あわせて甲子の日に集って一晩起きる甲子講の様子も伝わり、大黒様を祀り豆や霰を炒って供え、作がよくなり金がたまると信じられていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。