庚申の雨は百日の日照り
どんな伝承か
笠島では、庚申の日に雨が降れば必ず百日の日照りがあるといわれた。日照りが続けば漁にも農作業にも出られるので、人々はかえってこれを喜んだという。庚申様は災難をのぞく神であるとされ、三猿は「見ざる、聞かざる、物言わざる」の戒めを教えるものだと伝える。庚申の夜は同衾の禁があり、風呂に入らないと猿になるともいい、この日に生まれた子は器用で利発だとされた。庚申年には特に盛大な行事が行われ、近年では昭和五十五年、その前は大正九年、万延元年、寛政十二年にあたるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。