橋場の庚申様は丑の刻に天竺から降臨
どんな伝承か
柏崎市橋場には六人で構成される一組の庚申講があり、オカネさんと呼ばれている。講中には農家も会社勤めの人もあり、曹洞宗の松月庵も加わっている。松月庵前には万延元年建立の庚申塔が立ち、講の成立は江戸末期と推定されている。当り日には講員が講銭とローソク二丁を持ってヤドに集まり、精進料理の夕飯のあと、農事や信仰、世間話に花を咲かせて、できるだけ長起きをする。庚申様は丑の刻、すなわち午前二時になると天竺から降りられるので、それを待って勤行し、長起きをするのだという。もっとも現在は午後十時頃に勤行が行われている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。