歳徳神はアキの方から来る
どんな伝承か
年神様・正月様は十二月大晦日、年取りの晩にくるとされる。常設の祭壇はないが、昔は仮設の棚をつくったという。鷹の巣では年取りの晩、部屋の隅に歳徳神の棚と称して箕で棚をつくり、福手餅を正月四日ごろまで供えて毎日拝んだ。歳徳神は毎年アキの方からきて、その年の稲運や豊凶を司るといい、したがって歳徳神の棚は毎年その年のアキの方につくられた。いまは年神様の棚をつくっているというところを聞かず、年神様・歳徳神という言葉すら聞くことが少なくなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。