名古屋のすっぽん屋の怪
どんな伝承か
江戸時代、名古屋にはすっぽんを専門に売る店があった。いつも仲間とすっぽんの肉で酒を飲んでいたある男が、ある日すっぽんを買いに店へ行くと、店の主人の顔がすっぽんのようで、足を見るとひどく長く幽霊のようだった。驚いて家に逃げ帰ったが、炬燵にあたっても二、三日は震えが止まらなかったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))
民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。