田町の青白く光る飛行物
どんな伝承か
坂城町田町で、大正十二年のある夏のことである。夜九時半ごろ、東南の空から西の方に向かって、光りながら飛んでいるものを見た。音はなく青白い光で、その時に野外にいた人は大てい見たという。飛び方は静かで長い尾を引いており、尾の中には拳ほどの大きさの円形のものが見えた。町の民俗調査では、恐ろしい響きの事例は少なかったが、怪しい光を見たという事例が数例報告されており、これはその第一に挙げられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌・自治体史(民俗))
『坂城町誌 上巻(自然編・民俗編)』所収の伝説。長野県坂城町に伝わる村上義清ゆかりの伝説を採録する。