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狐っ火(狐火)

所在地山梨県富士吉田市向原
年代伝承
登場舟久保寛、舟久保敏男、武藤ミヤ、村人、話者
出典向原の民俗 上――昔話・伝説・怪異

どんな伝承か

向原とその周辺では狐っ火の話が多く語られる。役場からの帰りが遅くなった老人は、暗い中を行くと蓮池のそばに狐っ火が出たのを実際に見たという。小明見の金光さんからダイジンさんまでの道では、丸い提燈のような火が一つから十にも二十にも連なり、ざわざわと大勢が口をきいているように聞こえた。狐っ火が見えるときは狐が自分の足元に来ているのだとも言った。夜十一時ごろ電車で暮地へ行き、山の裾野でピコンピコンと明かりを見た者もいる。高座山の尾根の上を火の玉が飛ぶのを見た者もあり、大明見との境の山では狐っ火が順々に並んで通ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

向原の民俗 上――昔話・伝説・怪異(民俗調査報告 第9号・第10号・民俗調査報告・民俗調査報告)

『向原の民俗 上(民俗調査報告第9号・第10号)』第IX章口承文芸所収の昔話・伝説・怪異。山梨県南都留郡の向原・明見地区に伝わる口承を採録する。

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