頭上から砂をかけるムジナ
どんな伝承か
若い衆の頃、野々井へ遊びに行った帰りの話である。夜の一時半頃、浅間様の下からぐるっと回って、台地の一番出っ張ったところまで来ると、頭上の木から砂をざざーっと浴びせられた。これはひどいと、自転車に飛び乗って夢中で家まで帰ったという。同じように、天神様の前の道をお墓山から舟山の方へ越える淋しい道でも、木に上ったムジナに砂をかけられ、酔いも一度に覚めたという話が語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。