大六天の白浪(義賊神道徳次郎)
どんな伝承か
江戸時代も中頃を過ぎ、飢饉で暮らせなくなった難民や無宿者が各地に現れた頃、小文間の大六天山の下にも、神道徳次郎や紫紐の泰助を首領とする数人が住みついた。徳次郎は神の道を説く修験者だったが、貧富の差の激しい世に義憤を感じて盗賊となり、金持や悪い金貸をねらって盗んだ物を貧しい者に与えたという。酒詰村の金貸や布川の富豪が襲われた。やがて役人が大六天山に踏み込み、子分数人は捕えられたが、首領の神道徳次郎は姿を消した。
原典より
江戸時代も中頃を過ぎると、飢饉などで生活をできなくなった難民が、いたるところにあらわれました。—— 取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。