ほとけ石の祟り
どんな伝承か
昔、前山のゆずりはの山の腹に、ホトケイシと呼ばれる石があった。そばまで行くとチンチンとお鈴の鳴る音がしたといい、村の人は、昔大師が来たので鈴が鳴るのだろうと語っていた。その石の形があまりに良いので、村のある者が自分の家の庭石にしようとして持ち帰ろうとしたところ、ホトケイシのさわりで、持ち帰ろうとした庭師などは死んでしまったという。そこでホトケイシは今も道の傍に置いたままになっているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ダムに沈む ―香川県長尾町前山地区民俗誌(武田明・高橋克夫ほか・現代(民俗誌))
香川県長尾町前山地区(ダム建設で水没した地区)の民俗誌。