大地震の空を渡る馬形の物
どんな伝承か
安政二年の大地震のさなか、北西の空から馬のような姿の物が南へ飛んだ、と語る者がいた。白い気が南へ渡ったのだと言う者もいる。証拠として引かれたのが浅草寺の五重塔で、九輪だけが西へひどく曲がっていた。塔そのものは傾かず、傷ひとつない。それなのに折れるはずの九輪が曲がっているのは実に不審だ、地震の揺れだけの仕業とは思えない、何かが飛んだという話も根拠がないとは言えない――当時の随筆はそう書き留めている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・昭和)