津浪の中を飛ぶ白い光物
どんな伝承か
『大日本地震資料』などが引く記録によれば、寛永四年十月四日の津浪のとき、猪野山から沖を望むと、鹿島の山を五つ六つ重ねたほどの大波が大洋から寄せて来た。その波の中に白く円くて妙なる光を放つ物があり、怪しんで見守るうち大波は二つに割れ、小さい方はみなべの浦へ、大きい方は東の芳養へ向かい、光り物は波に囲まれたまま共に進んだ。ところが芳養沖と思われるあたりで波を離れ、鹿島の宮の御山へ飛び帰ったという。人々はこれを鹿島の神の御霊とし、その加護で当地は穏やかであったと伝える。記録は山内重賢が書き記し、鹿島宮神殿に納められた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・昭和)