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誹謗する家には降らず念仏の家に降る

所在地愛知県知多郡南知多町大井
年代慶応三年十月
登場船頭、鍛冶屋、安藤実巌、安藤賢雄、樋口守、村人、記録者(覚専寺の先住)、現住職・実巌の曽孫、古記録発見の手引きをした人
出典日本神異見聞伝

どんな伝承か

慶応三年、美濃の坂祝町勝山にある青木山覚専寺の住職安藤実巌が、過去帳下巻の余白に朱書きで残した記録がある。大神宮・金刀比羅・八百万の神の札、和讃の切れや名号、木像画像までが昼となく夜となく奥座敷や、堅く戸を閉ざした坪の内の庭に降っていたが、空から降るのを見た者はいなかったという。所によっては百戸の村の九十戸まで降り、降らぬ家が嘆き願えばいつのまにか座敷や庇の上にあった。ただし当地で誹謗する所には少しも降らず、雑行を好む家には必ず来た。職業に応じて船頭なら水神、鍛冶屋なら火の神の札が降ったと記し、実巌は「皆天魔の業と見ゆ」と結んでいる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本神異見聞伝(笠井鎮夫・昭和40年代(推定))

霊界からの賞罰覿面(日本神異見聞伝)/天狗・竜神の憑依と霊界通信/神霊による人生指導/神隠しと予言/各地の神異・霊異見聞

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