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大宮町いくめの夢のお告げ

所在地静岡県富士宮市大宮町神田町
年代慶応三年十月十五日夜
登場紺屋利兵衛の娘いくめ、紺屋利兵衛、井上刑部、いくめの父・紺屋、浅間神社の摂社三ノ宮の宮司
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

駿河国の大宮町は浅間神社の門前町である。慶応三年十月十五日の夜、神田町の紺屋利兵衛の娘いくめが夢を見た。夫は伊豆方面へ商売に出て留守で、彼女は疱瘡にかかった二人の子に添い寝していた。夢のなかで夫のところへ案内せよといわれ、子が病気だからと断ると、それなら手を出せというので手を出すと、一枚の紙を渡された。かすかに目を開くと、瓔珞をかむった色美しい尊き女性が立っていた。覚めると手にはその紙が握られ、「神のをしへ ほどこししろ 天火こわい」とあった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・現代(歴史研究))

歴史学者・田村貞雄による、1867年(慶応3)の民衆運動『ええじゃないか』の起源を三河地方の御札降りから検証した歴史研究『ええじゃないか始まる』。伊勢神宮などの御札(御祓)が空から降る『御札降り』を発端とするこの運動の最初期を、従来説より早い7月中旬の牟呂村(豊橋)に特定。神職の記録『留記』を分析し、慶応3年7月14日大西村での御札降り、子と妻の死、宮司森田光尋による『二夜三日正月』の決定と開始、各地への祭礼の波及を辿る。

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