ほど落ちの池で腕を失った男
どんな伝承か
土佐の高岡郡、佐川領だった長野から戸波へ越す日浦坂の麓で、お種という娘が谷川で洗濯をしていた。日浦坂の上にある『ほど落ち』という池から流れ出る水で、炎天でも涸れないという。突然名を呼ぶ声がして振り向くと、紫の振袖を着た見知らぬ少年が立っており、『今に判ります、また近いうちにお目にかかります』と言って日浦坂の方へ去っていった。お種はその後、行方が知れなくなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の怪談(二)(田中貢太郎・日本の怪談シリーズ・明治末~大正期(推定))