名古屋歩兵第六連隊補充隊(10)
どんな伝承か
名古屋歩兵第六連隊補充隊(名古屋城内)に昭和十五年四月に入隊した際の体験。支給される靴と服は目分量で渡され、靴がぶかぶかだった。二十三.五文と足の小さかった話者が古兵に「靴が足に合いません」と訴えると、「馬鹿者、足に靴を合わせるんじゃない、靴に足を合わせるもんだ」と一喝されたという、軍隊式の理不尽な理屈を示す逸話。
原典より
昭和二十年二月十三日に飛行予科練習生として入隊した。—— 現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 軍隊』を小話単位で全712話収録。徴兵・新兵・上官・戦地・戦争の残虐・敗戦・収容所・軍隊の怪談など、軍隊と戦争にまつわる兵士たちの現代民話を全国(一部は戦地・海外)から採集し話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明189話・市区町村判明76話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。