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数馬の路肩に立つミサキ

所在地東京都西多摩郡檜原村数馬
年代現代
登場岡部義兼、伝承を語った古老
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

檜原村数馬の岡部義兼翁によれば、村にはミサキと呼ぶ場所が四か所あり、いちばん新しいのはすぐ下の路肩だという。有料道路の工事で十数人の土工が入り、プレハブの飯場で寝起きしていた。ある朝、中年の男が丼を割り、縁起が悪いと言って仕事を休み、一日酒を飲んでいたが、夕方に小用へ出て路肩から谷へ落ちて死んだ。それから仲間が用を足しに行くと必ず亡者が立ち、誰も近寄らなくなった。亡霊は監督の部屋にまで現れて呻き、羽目板を揺すった。翁の勧めで僧を招き供養すると、現れなくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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