トップ徳島県の伝承美波町

踊り過ぎて馬が腹痛を起す話

所在地徳島県海部郡美波町
年代幕末
登場民衆、記録者
出典阿波えゝぢやないか

どんな伝承か

馬に乗れる男に馬がなかった。ある日、近所の馬持ちの家へ出かけ、門口から『ええじゃないか、なんでもええじゃないか』と勢いよく踊り込んだ。主人は驚いたが、つられて踊らねばならず、『馬貸してくれてもええじゃないか』『貸してあげてもええじゃないか』と泣きながら歌って踊るはめになった。男はすばやく馬を曳き出して飛び乗り、踊の渦の周りを蹄の音を立てて回り、踵で馬の腹をどんどん叩いた。災難なのは馬で、叩かれるたびに身慄いし、馬持ちはお蔭で馬の臭い下痢に数日悩まされたという。海部郡由岐町の話。

原典より

で、或日のこと近所の馬持ちの家へ出かけて行つて、門口から—— 阿波えゝぢやないか(山口吉一・民俗・幕末世相史・昭和(対象は幕末)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

阿波えゝぢやないか(山口吉一・民俗・幕末世相史・昭和(対象は幕末))

概観篇では御降り(御札降り)に関する騒擾、伊勢神宮への御蔭参り・抜参りを慶安・宝永・明和・文政・慶應と時代別にたどり、慶應のええじゃないか、阿波のええじゃないかへと展開。幕末阿波(徳島)の御札降り・群集乱舞・世直し的民衆運動を、各事例の冒頭に【日付】【場所】【人物】【状況】マーカー付きで網羅した民俗・世相史。

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