八田村に現れた三尺の大ミミズ
どんな伝承か
インドやエジプトにしか産しないとされるモニリガスターという巨大な蚯蚓が、河北郡八田村で見つかった。東北帝大理学部の畑井教授が現地へ出向いて多数を採集し、十月二十九日に仙台へ持ち帰っている。この蚯蚓は胃袋を三つから九つも備えるという奇妙な体のつくりで、長さは三尺から五尺、親指ほどの太さのものも珍しくない。教授は、八田蚯蚓と呼ばれているがインドやエジプトからどう渡って来たのかわからず、現地とは無関係に発生していたものが学界に知られていなかっただけかもしれない、と語った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方編著・日本怪奇集成・昭和初期(推定昭和2-3年))
明治・大正・昭和の怪奇譚(日本怪奇集成)/生首と幽霊の怪/狐狸のいたずら/怪盗と世相の怪異/各時代の不思議な事件