人魂が落ちた跡に残る泡
どんな伝承か
三河の横山あたりでは、人魂は人が死ぬ前後の三日のうちに、その家の棟から抜け出るといわれた。火の玉のような激しさはなく、青い火がゆらゆらと燃えながら宙を進む。ある男の前には、どこからともなく青い火の塊が飛んで来て、頭の上を三度ばかり旋回したという。また鳳来寺村の字椎平では、ある男が夜、人魂とおぼしい青い火の落ちた地点を目に焼きつけておき、翌朝早くその場所へ行ってみた。すると地面に、一握りほどの泡のようなものが残っていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。