弘法大師と麦作の起こり
どんな伝承か
弘法大師が唐へ留学したとき、麦の種を自分の陰部に隠して日本へ持って来たという。麦を盗むところを犬が見つけて吠えたので、大師は船に乗るとき、その犬に不動の金しばりの術をかけ、それを解かないまま日本へ帰って来た。そのため犬の供養として、旧暦十月のイヌの日には麦をまかないのだという。大師が犬に術をかけたのが旧十月十日で、その日がイヌの日にあたっていたために、イヌの日には麦・小麦をまくものではないという。むかしは、このことを固く守っていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)