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中半(なかば)

所在地高知県四万十市西土佐中半
年代現代
登場村老、嶋原茂、宮部、春日様と交信した名門の当主
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

明治の頃の話。高知県幡多郡西土佐村中半の谷の奥に春日様という小社がある。大変法の利く神様で、近在からのお参りが絶えなかった。ここの神様は山田村の宮部さんといって、一條公以来の名門の家すじであった。宮部さんは家にいてもよく春日様と話をし、祭日以外にも「春日様からお呼びがかかった」といって急に出かけた。あるときは春日様から使いの天狗が来て、その羽に乗って往来したという。歩いて往復したときには、四万十川を渡る渡舟の底が川底に居付いて動かず、宮部さんの位が高すぎて重いからだといって、一時位を落として渡ったとも伝えられる。天狗が早飛びしすぎて衣冠束帯がぼろぼろになっていたこともあったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)

松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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**天狗のつきあい・お客**

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