乙姫の産屋を建てた五職人
どんな伝承か
市原市加茂に伝わる浦島太郎の昔話は少し変わっている。浦島は竜宮で乙姫と夫婦になったが、地上へ帰って老人になった。残された乙姫は身ごもったものの、竜宮では子が産めないため陸へ上がり、急いで産屋を建てた。基礎を築いたのが土方、土台と石を運んだのが石屋、材木をひいたのは木びき、家を組んだのが大工、屋根をふいたのは屋根屋で、鵜の羽を並べてふいた。ふき終わらぬうちに子が生まれたのでウガヤフキアエズの命と名のらせ、以後この五職人を後世まで厚く遇するようになったという。
原典より
市原市加茂に伝承された浦島太郎の昔話は興味深いものがある。—— 房総の年輪 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の年輪
編『房総の年輪』を全93話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。