浦島太郎
どんな伝承か
「丹後浦島、島じゃといえど、島でござらん田の中じゃ」といわれる、そのいわれである。浦島さんが浜辺へ魚釣りに出ると子供たちが亀をもてあそんでいたので、銭をやって亀を買い、逃がしてやった。何十年かしてまた浜辺へ出ると亀が現れ、浦島さんを背中に乗せて竜宮界へ連れて行った。三年か五年経ったように思っていたが、浦島太郎八千年で、戻ってみると海が田になっていた。戻るときにもらった箱を、開けるなといわれたのに開けると、白い煙が出て白髪だらけ、しわだらけの顔になってしまった。今も伊根町本庄上の宇良神社に、浦島さんの玉手箱と乙姫さんの着物などがあるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。