トップ京都府の伝承伊根町

忌中一年は屋根修繕できぬ

所在地京都府与謝郡伊根町
年代昭和期
登場漁家
出典日本の俗信 1――迷信の実態

どんな伝承か

京都府伊根の漁村には、忌中の一年間は屋根の修繕をしてはならないという喪の禁忌が伝えられている。これは各地の俗信を集めた調査報告のうち、農漁村の日常生活に関するものの一つとして、『第九十六例、忌中一年間は屋根修繕は出来ない(京都、伊根、漁)』と記録されている。忌中や喪に関わる禁忌には、その期間は海山へ行かない、外出の日取りを選ぶなど日常の営みを慎むものが各地に見られ、屋根の修繕を控えるこの習わしも、死の穢れを慎む心から生じたものと解される。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の俗信 1――迷信の実態(文部省迷信調査協議会・日本の俗信・昭和24年(1949))

文部省迷信調査協議会『日本の俗信1―迷信の実態』(昭和二十四年)。戦後の文化国家建設を背景に、昭和二十一年から宇野圓空を委員長とし今野圓輔・森秀男・古畑正秋らの人文・自然科学者・迷信研究家が、全国の児童生徒・教師を通じて行った大規模な迷信実態調査の第一回報告。

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