屋根の仏像
どんな伝承か
大正十二年九月二十七日の朝、愛知県中島郡明治村大字片原一色の豪農服部義永方で、家人が屋根を見ると三体の阿弥陀仏がきちんと並んでいた。村会議員でもあった主人の義永は、前夜妙なる楽の音とともに阿弥陀如来が降りる正夢を見ており、紋付袴の礼装で屋根に登って仏体を取りおろし、母屋の仏壇に安置して拝んだ。警察は悪戯とみて調べたが、真相は分からずじまいだったという。
原典より
* 七福神の像 (331)* 弘法大師の像 (332)* 釈迦像を砕く男 (333)* 山の神の怒り (334)* 怪火を見た経験 (336)* 帽子のない水兵 (337)* 狸の信号提灯 (…—— 日本怪談実話(田中貢太郎・河出文庫版・決定版・昭和13年編纂(1938年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談実話(田中貢太郎・河出文庫版・決定版・昭和13年編纂(1938年))
日本怪談実話(田中貢太郎)/幽霊と怪光の実話/怨霊と祟り・因果/死の前兆と怪音/各地の怪異実話