薬師堂
どんな伝承か
鯖江市北野町には、祇園社に隣りして小さな堂があり、中に薬師如来がまつられている。この仏がここにまつられるようになったのには由来がある。昔、日野川の洪水で北野の西部一帯が水浸しになったことがあった。水が引いた後、田の中からこの薬師如来が出てきたので、村人はそのままこの地にまつったのだという。祇園社の隣に堂が置かれているのはそのためである。
原典より
養老元年(一五)泰澄大師が、ここ三里山の霊地をトして頂上には帝釈天を、中腹には四天王を安置して小堂坊舎を建て、その南ろくには、講堂を建てて薬師尊像を安置し、医王山帝釈寺と名づけた。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史・自治体史(民俗))
福井県鯖江市の地名にまつわる口承を、自然物(樹木)・岩石・山谷坂・池泉川・家屋敷・神社寺院祠堂・人物事件・霊異妖怪のカテゴリ別に網羅する。樹木では矢留めの一本杉、観音様の大杉、鐘鋳りの松、三峯の大いちょう、てんぐ松、柿の木と膳椀(膳椀貸し)、三度グリなど。